「メルマガやLINE、何を書けばいいか分からない…」
2002年から健康麻雀店を経営し、2022年4月にLINE配信を始めた頃、私も同じでした。ネタはある。でも、1通の文章に組み立て方が分からない——そんな状態が続いていました。
800本以上の配信を重ねる中で学んだのは、メルマガ・LINE配信の作り方は、センスではなく型と流れで身につく、ということです。
この記事では、22年の現場経験をもとに、小規模店舗のメルマガの作り方とLINE配信を「1通」として組み立てる3つの型、続けるコツをお伝えします。
メルマガ・LINE配信が読まれない理由|「告知」だけでは足りない
・配信の型が分からず、毎回ゼロから悩む
・メルマガの作り方を調べても、専門用語ばかりで挫折する
・書き方のコツは知りたいが、何から手を付ければいいかわからない
読まれない配信には、共通点があります。お店の都合——「新メニューです」「空きがあります」——だけで終わっていることです。
読者が知りたいのは、「この1通を読むと、自分にどんな意味があるか」です。だから、メルマガの作り方を学ぶ前に、「1通の中身をどう組み立てるか」を押さえることが大切です。
なお、「何を書くか」自体に困っている方は、先にネタの作り方から整えるのも有効です。「LINE配信のネタ切れを永久に解決!天才たちも使う『組み合わせの法則』とは」で、ネタの増やし方を詳しくお伝えしています。

メルマガの作り方の基本|1通を「起承転結」で組み立てる
メルマガ・LINE配信の作り方で最初に覚えるとよいのが、1通を4つの役割に分けることです。
- 起——読者の「今」に寄り添う一文(共感・問いかけ)
- 承——具体のエピソードや事実(店舗の近況・お客様の変化)
- 転——気づきや視点の転換(「だからこう考えました」)
- 結——次の一歩(来店・相談・返信など、押し売りしない案内)
長い理論は不要です。大切なのは、お店の告知だけで終わらせないこと。起で読者の心を開き、承・転で価値を伝え、結で自然につなげる——この流れが、メルマガの作り方の土台になります。
アイキャッチに使ったアガサ・クリスティ——世界で最も読まれた推理作家の一人です。彼女の作品が20億部超も売れた理由を、専門用語で説明する必要はありません。本質は、「次を知りたい」と読者を引き込む流れがあることです。
推理小説は、短い「起」で世界に引き込み、承・転で手がかりを重ね、結で答えが開く——まさに起承転結の見本です。LINE配信も同じです。1通のなかで、読者が「で、それで?」と自然に読み進めたくなる流れを作る。それが、長く読まれる配信の作り方です。
「読むこと自体が楽しい」と感じてもらうには、脳を操るより、人間味のあるストーリーの方が効いてきます。店舗の配信でも、完璧な文章より、読者の想像が動く一行から始めてみてください。
約束文(開く理由)や問いかけの型は、別記事で詳しく扱います。本記事では「1通全体の組み立て」に集中してください。
健康麻雀店で実践している|配信を作る現場の流れ
私が実際に配信を作るとき、次の3ステップで進めています。
- ネタ帳から1つ選ぶ(来店の声・季節・店内の出来事)
- 起承転結のメモを3行で書く(完璧な文章にしない)
- 送信前に「読者の未来」を確認する(この1通で、読者は何を想像できるか)
ある日の配信を、説明用に整理するとこうなります。
【配信例・説明用】
起:最近、午前中に頭がスッキリしない日はありませんか?
承:先日来店の方から「牌を触りながら計算する時間、好きです」とおっしゃいました。
転:麻雀は勝ち負けより、指先と頭をそっと動かす時間——そう伝えると、初めての方も安心されることが多いです。
結:午前の静かな時間帯に空きがあります。初めての方も、お気軽にどうぞ。
セールス文ではありません。それでも、「起」で自分ごとに感じ、「結」まで読んでくださる方がいらっしゃいます(個人差はあります)。
LINE配信の作り方3つの型|型は足場、言葉はあなた自身
毎回ゼロから考える必要はありません。現場で使いやすい3つに絞ります。
① 近況から入る——店の「今」を短く伝える
「本日は雨でした」「新しいお茶を入れました」——小さな近況から入る型です。告知ではなく、人間味を伝えます。
② お客様の変化を伝える——証拠は自分の言葉で
「〇〇様が『肩が軽くなった』とおっしゃいました」——お客様の言葉を借りる型です。大げさな成果ではなく、信じられる変化を短く伝えます。
③ 次の一歩を残す——押し売りしない案内
「気になることがあれば、返信ください」「空きがあればお知らせします」——選択肢を残す型です。読者のペースを尊重します。
Promise・Proof・Push の型全体は、「3Pの公式で顧客の心をつかむ!喜びベースのLINE文章テンプレート」で詳しく解説しています。本記事の3型は、その前段階の組み立ての足場として使ってください。

- 「起」で読者の「今」に触れているか?
- お店の告知だけで終わっていないか?
- 信じられない成果を約束していないか?
- 「結」は押し売りになっていないか?
配信を続ける3つのコツ|完璧より「次の1通」
メルマガの作り方を学んでも、続かなければ意味がありません。私が22年の現場で実感しているのは、完璧な1通より、続く仕組みの方が、長く効くということです。
コツ① ネタ帳に5分だけ書く
来店の一言、天気、店内の出来事——短くメモする習慣だけで、次の配信の「起」が楽になります。
コツ② 反応を見て、1点だけ直す
全部を一度に変えない。次の1通で、「起」を少し変えてみる——それだけで十分です。
コツ③ 書けない日は「近況1行」でよい
長文が書けない日こそ、近況型の1行配信で関係を途切れさせない。続けることが、いちばんのメルマガ・LINE配信の作り方です。
まとめ|メルマガの作り方は、読者との関係を重ねること
メルマガ・LINE配信の作り方は、テクニック集ではなく、1通ずつ関係を重ねることから始まります。
- 1通は起承転結で組み立てる
- 近況・変化・次の一歩——3つの型を使い分ける
- 完璧より、ネタ帳と「次の1通」を大切にする
- 約束文・問いかけは専門記事で深掘りできる
明日の配信で、告知の前に「起」の一行だけ添えてみてください。完璧な文章でなくてかまいません。
一行目・約束文を整えたい方は、「コピーライティングのコツ|LINE約束文で「開きたくなる」3つの型」へ進んでみてください。

メルマガの作り方は、売り込みより先に、読者との対話を1通ずつ重ねることから始まります。
